台風19号が去った。雲一つ無く晴れ渡って驚くほど濃い青空である。
昨日は、日本中を恐怖に巻き込んで荒れ狂った一日だった。
去ったあとの惨憺たる光景がテレビから流れてくる。
各地で川が氾濫し田畑や家が水没している光景が痛々しい。
何十年ぶりかで多摩川も氾濫の危機に瀕し、警報が幾度も携帯を鳴らし緊張した。
遂には、二子玉川付近で氾濫した映像がテレビに流れていた。
一夜が明けて、我が街の多摩川の状況を見に行く。
既に、かなり水量は減り、濡れてはいるが水没していた河川敷も歩ける状態に戻っていた。
いつもは穏やかな川が一変し、荒々しい波が轟音と共に流れており
河川敷まで広がった時の強烈な流れを想像させていた。
水の怖さを実感させられた想いである。
覆っていた水が退き、顔を出した河川敷木やスロープの手摺りには流れてきた草が絡まり一時は、この倍ぐらいの川幅になっていたのが解る。