充電を済ませて用意万端。されど、未だ台風の余波で雨風が強い。
気を紛らわすように庭木を撮ったりするが、早る気は止められない。
ならばと意を決して台風の中を出掛ける。
目的は、ビヨウヤナギのシベに溜まった雨雫である。
着いてみると、さすがに、カメラマンどころか歩いている人もいない。
肝心のビヨウヤナギは、森の中なのに、吹き荒れる風雨で乱舞し花をファインダーに捉えられない。
雨雫どころか、花もシベも風で靡き、着いた側から振り落とされている。
それでも年の功。我慢と待つことを憶えたのである。
風のリズムも解ってきた頃、ファインダーに入るようになった。
狙い澄まして(つもり)シャッターを切る。切る。切る。
どうにか捉えた一枚である。
台風の初陣。忘れられない日になりそうである。
初の FUJI + fringer の相性は抜群である。愉しみが大きく広がってきた。(^_^)v