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彩りの軌跡

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2016年 12月 16日

床の間 復活

長い間、家具で塞いでいた床の間を復活させた。
家具を移動させ、掃除をし、あれこれ掛け軸の中から選び、
20年前に中国蘇州市 寒山寺で買い求めた楓橋夜泊詩 拓本の掛け軸を掛けた。
香を焚くと、一段と、部屋が落ち着きを感じさせ格調も上がったような気がする。
やはり、復活させて良かった。

床の間 復活_a0261169_2357118.jpg

          楓橋夜泊 張継

           月落烏啼霜滿天
           江楓漁火對愁眠
           姑蘇城外寒山寺
           夜半鐘聲到客船

by taketyh1040 | 2016-12-16 00:01 | 風情 | Comments(3)
Commented by GEM at 2016-12-16 20:05 x
こんばんは。
寂しいと思いながらも、時代と共に床の間のある家が少なくなりましたね。
そこに置くのに相応しい掛け軸、香炉などもとても素敵です。

漢詩 不思議と読めない漢字を眺めていても、その情景が浮かんできますね。
平原綾香さんもカバーしている「蘇州夜曲」の歌詞にも寒山寺が出てきますね。
多くは知りませんが、自分は「静夜詩」が大好きです。
新しく生まれ変わった和室で迎えられる新年、羨ましい限りです。
Commented by taketyh1040 at 2016-12-16 21:34
GEMさん こんばんは。
久しぶりに香を焚いて悦に入っています。
2間続きの和室なので、少しずつ、調度品なども入れ替え
部屋作りを仕上げていっております。

蘇州は、やはり、歌のイメージがありましたね〜。
現地で観光バスに乗り「蘇州夜曲」を聞いたとき、なんとも言えない気持ちになりました。
この掛け軸を飾ったお陰で、運河を船に乗っている時や寒山寺が思い出されました。
土産とは、こういうモノかもしれませんね〜。(^^ゞ
Commented by taketyh1040 at 2016-12-16 23:44
追伸
漢詩と言えば、この「楓橋夜泊」
書道の手本としても有名ですが、
内容も、「カラスは夜に啼くのか」「寺の鐘が夜に打たれるか」など
長い間、大変な議論を呼んだことでも有名です。
その後、二つとも事実だと証明されたようですが、
日本でも、書道の手本や掛け軸で人気があります。
現地を訪れた機会に、実物の拓本が欲しかったので購入したモノです。


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