久しぶりにゼロ戦に会った。
アメリカの飛行機ばかり集めた博物館(驚くほど広大であった)で見て以来である。
アメリカでは、宙に吊してあったのでミニチュアを見るような気がしたが、
これは、正に、目の前で実感である。沈頭鋲(頭を平らにして空気抵抗を無くした)の一本一本までが克明に解る。
最近、国産戦闘機(先進技術実証機ATD−X)が平成のゼロ戦と呼ばれ
純国産の第6世代 ジェット戦闘機を望む気運が高まっている。
目の前にしてみると、当時、世界のどの戦闘機よりも群を抜いた高性能で、
制空権を欲しいままにしていた雄姿を実感させるものがあり、
日本の航空技術が戻りつつある今日、感慨深いものを感じさせるものがあった。