我が家の庭ではないが、サンシュユが咲いていた。
この花を見ると、いつも、この歌が頭に流れる。〜♪
庭の山椒の木 鳴る鈴かけてよ
鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれ
鈴の鳴る時ゃ 何と言うて出ましょ
駒に水くりょと 言うて出ましょ
和様平家の 公達流
おどま追討の 那須の末よ
那須の大八 鶴富おいて
椎葉たつ時ゃ 目に涙よ
恋の別れの 那須大八が
鶴富捨てて 目に涙よ
泣いて待つより 野に出て見やれよ
野には野菊の 花盛りよ 「ひえつき節」より
稗搗節は源平時代の悲恋歌であり、サンシュユは千年も後の江戸享保時代に
中国、朝鮮から渡来しているので、本当はサンショウ(山椒)だと言う説もあるそうだ。