待っていたコブシが咲いた。
何時の頃からか、この花が好きになった。
例によって、この花を見ると千昌夫の「北国の春」が思い出される。
それほど好きな歌手ではないのだが、この歌は印象的である。
そう、東北勤務の時代に、この歌詞を実感したのかもしれない。
薄れた東北の記憶が、この花を見ると断片的に思い出されるのである。
「北国の春」白樺(しらかば) 青空 南風(みなみかぜ)
こぶし咲く あの丘 北国の
ああ 北国の春
季節が都会では わからないだろと
届いたおふくろの 小さな包み
あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな